堀本俊樹 展 -場所・種子ー 
2010年7月10日(土)~7月25日(日)


工房の片隅のガラス鉢の中に、
長い間置き去りにしてあったテラコッタの種のような形が数十個ありました。
何年か前、素材にテラコッタを使用しだして、
余った粘土で気儘に作っていたものです。
それが気になって新しく連続して作り始めました。
種の形と思って考えていた物が果実になったり、
貝殻のように見えたり、変化して紡錘形の基本に戻ったりする中で、
だんだん興味が募って心象風景のような気分で作り溜めました。
数が増えるとそれぞれの気分が束になって私を形成し始める。
さらに、もっと別の形の物と」融合して、
そこに私のための場所を指し示す。
そんな場所に立ちたいと思うのです。     
                         〈堀本俊樹〉


展示風景
  
  
            


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