宮下圭介 展

2013年6月15日(土)~6月30日(日)
                    
                    「sign on sign」  acrylic on canvas

表層は物理的な面ではなく、距離の中で知覚の現象として現れる ある層である。アクリル絵の具の層を一層一層重ねていく。色面、厚塗り、搔き、薄塗り、線描と 層ごとに手法に差をつけることによって 層は視覚的に様々な出来事を呼び込む。各層に見える形状や色彩を「sign」(しるし)とすると「sign」は時系列を破って互いに交差し 絡み合いながら集積し画面をつくる。
 近年、最上層のドローイングが重要になってきている。とはいえ形態が特定の 意味作用をもたず寓意的で不安定であることに変わりはない。未決定が寓意を招き つぎつぎと転生する。そんな創出ができれば と思っている。
〈宮下圭介〉
キャンバス10~50号、小品など約20点展示。 

展示風景





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