一ノ瀬智恵乎 展
2016年4月9日(土)〜4月24日(日)

「ノスタルジア」 30×90cm 油彩 2015

                                                                                         
 
 日本画出身の私が今は油絵の具を使っている。表現がし易いからだ。
以前は形と線が織りなす抽象を書いていたが、今はそこに自由な心のいわば「望郷」 カナリア諸島にある洞窟の家、聖書の風景バベルの塔、ギリシャ神話など、オリンポスの山々などが加わった。
そもそも絵を描くと言うことは、社会との関わりの中で、自分の生き様を見せ、対峙させ、社会に訴えて行くことが必須である。
歴史の繰り返しは終わり、そして始まりがあり、それを繰り返す。終焉なき法則。
自分の所存を自分の絵の確固たる位置に置く。それは、現代科学や文明に流され易い情報、組織にはまり易い現代。そして娘を失った悲しみを夢ある希望に置き換えて表現したいのである。
私の絵は、希望の詩、自分が激しい葛藤の中で生み出した、産物で有りたいと想う。
         

展示風景
 
 

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