「ぎゃらりー由芽」にてエサシトモコ作品展示
『或る男』は薄井氏の飼い犬であった金太郎という名のバセンジー。
動物から学べ・・・そして襟を出せ。
人間にとっての種の習は変化し薄らいでしまったのか、元々進化に架せられた十戒なのか。
今回は戻ることの無いところまで突き進んだ現代社会において、
自分たちの姿を見つめ直すために「金太郎」の肖像を作ることにした。
ペットとして飼われていたとしても、人間が動物から学ぶことは多い。
(エサシトモコ)
「ぎゃらりー由芽のつづき」にて薄井崇友作品展示
撮影のとき放射能の値を計測し写真に値を合成する。
数字という抽象的な記号で放射能の可視化を試みている。
タイトルにある『宿んでいる』は当て字。
地球に棲む生き物は生涯という一時を「旅の宿」のように住処として借りているだけだから。
人類も永遠じゃない。人間はお借りした宿を綺麗にして返せるのか?
核廃棄物は?「見えない・臭わない・音もない」放射能が原発事故で日常に入り込んだ。
「原発に関わる風景」「低線量被ばく地の日常」「動物たちのシンボルとしての犬(金太郎/17年他界、梅、一番)」を
観察し撮影している。
「あなたたちだけじゃない。わたしたちも宿んでいます」と彼らは訴える。その声を撮りたい。
(薄井崇友)
展示内容: 塑像による作品、スケッチを数枚。テラコッタにした作品を数点。(エサシ)
写真作品/B0二枚組を2点。その他全紙、半切サイズなど15点ほど。(薄井)
● ● ●
展示風景
エサシトモコ 会場:ぎゃらりー由芽
薄井崇友 会場:ぎゃらりー由芽のつづき
トップページへ戻る