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小島顕一展
2022
10月2日(日)~ 1016日(日


ぎゃらりー由芽:小島顕一展
ぎゃらりー由芽
のつづき:吉田廸子・小島顕一・井坂奈津子 三人展


ぎゃらりー由芽







50年以上描き続けた絵の初期の作品から現在の作品を見渡してみると
作品の内容や手法が大きく変化する時期が何度もあった。
時代の状況や人との出会いは自分の制作のモチベーションに大きく関わっているのがよく分かる。
それを振り返って見ればそれぞれに自分の内的な必然性があり
その変遷を自分の美術の個人史として見渡せる年齢となった。
とくに東日本大震災とそれに伴う原発事故は
少なからず自分の絵の仕事に陰を落としているのを改めて感じている。

その事故の少し前、私たちが吉祥寺で進めていた文化活動の仲間である吉田廸子が死去している。

彼女は闘病生活中たくさんの絵を遺した。
昨年、没後10年の展覧会を予定していたが新型コロナの流行で1年延期となっていたので、
今回のぎゃらりー由芽の企画展「小島顕一展」に合わせて
ぎゃらりー由芽のつづきで「アトリエグレープフルーツ」の設立メンバーである
吉田廸子・小島顕一・井坂奈津子の三人展も同時開催することになった。
この10年余の間に世界史的出来事が次々と起こり、
直近のロシアのウクライナへの侵略戦争などについても
自分たちが生きている21世紀について深刻に考えざるをえない。

この歳月のなかで死者の遺した作品も生きている者の作品も生成変化を遂げてきた。
ここで改めてそれぞれが出会い直す機会になる展覧会となればと思っている。 〈小島顕一〉



生成変化  和紙/墨  210×147cm


ぎゃらりー由芽のつづき

アトリエグレープフルーツ3人展
Founding Members Exhibition 
2022
10月2日(日)~ 1016日(日)

12:00~19:00 (木曜休廊) *最終日は17:00終了

吉田廸子 Yoshida Michiko
小島顕一 Kojima Kenichi
井坂奈津子 Isaka Natsuko



 吉田廸子 「生々流転」 54x72cm マーカーペン 2010

展示風景






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